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1400年前の瓦と、5分間隔の新幹線。二つの時間を自由に行き来する、私たちの贅沢

こんにちは、TOMONO Worksです。

この週末、奈良へ旅する機会をいただきました。

目的の一つは、日本最古の本格的寺院といわれる「元興寺(がんごうじ)」を訪ねることです。

あいにくの雨模様でしたが、一歩境内に足を踏み入れると、そこには驚くほど静かで、ゆったりとした時間が流れていました。


まず、本堂に収蔵されている智光曼荼羅(ちこうまんだら)は見学し、言葉にできない感動を覚えました。古代の人々は「極楽浄土」をただシンプルに願っていたのだと思うと、非常に感慨深いものがあります。


また、屋根に使われている瓦の一部は飛鳥時代(1400年以上前)のもので、今も現役で使用されていました。

1400年前の職人さんが作ったものが、今もそこにある。それは単に「古いものが偶然残った」のではなく、歴史に対する深い尊敬の念と、「これを後世へ残そう」という人々の強い意志があったからこそ。気の遠くなるような時間を超えてずっと繋がれてきた貴重な瓦を目の当たりにできたことは、本当に尊い経験となりました。


そんな究極の「スロータイム」に浸った旅だったのですが、帰り道の京都駅で、ふと面白いギャップに気がつきました。


目の前を、4〜5分間隔で次から次へと正確に、ものすごいスピードで発着していく新幹線。

さっきまで1400年前の世界にいたのに、一瞬にして分単位、時速300kmのスピードで動く現代の最先端へ。


この二つの世界を眺めながら、「現代は忙しくて疲れる」とネガティブに捉えることもできるかもしれません。しかし、私は「なんだか面白いな」と感じたのです。


私たちは、1400年前のロマンが息づく静寂に身を置いて心を整えることもできれば、新幹線に飛び乗って現代の圧倒的なスピード感を満喫することもできる。この両極端な二つの時間を、自分の意志で、いつでも自由に行き来できる環境に身を置いている。これは、今を生きる私たちにしかできない、ものすごく贅沢で幸せなことではないでしょうか。


目まぐるしい現代のスピードにしなやかに適応しながらも、時には過去の営みに敬意を払って、心に豊かな余白を作る。どちらか一方だけじゃなく、両方のスピードを軽やかに楽しんでいける自分でいたい、と改めて気づかされた旅でした。


与えられた現状に感謝し、私たちも後世へ何かを伝えていけるような、そんな人生を生きられたら最高ですね。日々の一瞬一瞬を、これからも大切に過ごしていきたいと思います。



 
 
 

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